ようやく朝晩涼しくなってきて、少しずつ秋の気配もしてきました。
先日は中秋の名月に満月が重なるというレアな日となり、各地でお月見を楽しんだ方も多いのではないでしょうか?
中秋の名月=満月と思っていた方もいらっしゃるかもしれませんが、中秋の名月というのは、旧暦の8月15日が秋のちょうど真ん中で、この頃の月がキレイなことから、日本ではお月見をする風習がありました。
そのことから、中秋の名月=満月を連想するようになったのではないでしょうか?
次に中秋の名月と満月が重なるのは、7年後ということです。
お月見の際、「月がキレイですね」と口にした方も多いと思いますが……
「月がキレイですね!」=「I LOVE YOU」と言われています。
というのも、夏目漱石が「I LOVE YOU」を「月がキレイですね」と訳したという逸話があるためです。
実際に文献があるわけではないようなので、本当に夏目漱石が言ったかどうかは不明ですが、なんだかロマンチックですね。
ちなみに、夏目漱石が「I LOVE YOU」を「月がキレイですね」と訳した返しに、二葉亭四迷は「死んでもいいわ」と訳したそうです。
こちらは本当の話で、ロシア語の「あなたのものよ」を「死んでもいいわ」と訳したと言われています。
実際には、「月がキレイですね」の告白に「死んでもいいわ」と返事をしたわけではありませんが、文豪ならではのロマンチックな和訳ですね。
秋は空気も澄んで、月がキレイに見えます。
満月ではない日でも、ふと空を見上げて月を愛でてみてはいかがでしょうか?